もっと光を

大貫弘子著 / 新樹社刊 / 1200円


 重度の火傷を負い、学校での「いじめ」に必死に耐えながら、少年団の子どもたちをふくめ周囲のはげましのなかで明るくともに成長しようとした母と子の感動の記録。


 女の子たちはトイレットペーパーを持ってきて、ちぎっては体育館にばらまきはじめました。「早くはきなさいよ。はくのもできないんだから」綾子は、一人で一生懸命はきました。そして、終わってほうきをロッカーに入れに行くと、ロッカーに閉じ込められてしまったそうです。みんなはサーッと体育館から逃げ出してしまったそうですが、人気のない体育館に綾子は殺気のようなおそろしさを感じたのでした。「もう学校なんか怖くて行かれない!私、殺されちゃう」 ── 本文より

 

目次

家族の樹 大貫綾子

 

「広場とぼくらと青空と」

はじめてのキャンプ / キャンプ場で / 不慮の事故 / 子どもの生命力 / 救命センターで / ラーメンの汁とおにぎり / 明るさをとりもどす / 一般病棟に移って / 心のささえ / 退院、そして学校へ

 

怒りとかなしみ超えて

みんなにはげまされ / もっとよくなってから学校に来たら / 学級懇談会で / キャンプの開村式 / 「やっぱり行かない!」 / 小さな先生 / 青空学校に参加 / 二学期になって / 「きたない」「バイ菌」 / 人と接することができるだけでうれしい

 

夢よ、はばたけ

六年生になって / 「川とのりお」 / 児童憲章の大切さ / 六年の夏 / 親の責任とは / M君のはげまし / 「はだしのゲン」 / 私、殺されちゃう / 進学 / 手術、そして卒業 / 先生の言葉 / 綾子の夢

 

私の二つのたん生日 大貫綾子

生いたちの記 大貫綾子