山でみつけた!いのちと友だち

東京少年少女センター編 / 新樹社刊 / 1575円

 

 東京少年少女センターが毎年8月に1週間にわたって開催している「中学生夏の学校」の取り組みをまとめました。今、中学生に起こっていることを、正面から受け止め、長年の経験から生み出されたいのちを感じる学校。子どもたち自身のことばで語る…


 「帰りものどが痛くなるほど歌いました。帰りたくないって思いました。新宿のビルが見えてくると、もう終わりなんだなあって気がしました。解散してから歌を歌いました。高層ビルの間で思いっきり歌いました。道行く人が変な目で見てったけど、そんなの気になりませんでした。歌っていたら涙が出てきました。あふれて止まりませんでした。みんなも泣いていました。声にならないのに一生懸命歌いました。私たちにとっては最後です。これから帰れば受験があるし、みんなとも長く会えません。七日間の思い出のどれもがすごく大切でした。」(中三女) ── 本文より

 

目次

I 山の小さな学校

II 自己の発見 子どもたちの言葉
 ・思いでは一生懸命やったことについてくる
 ・「べつにいいよ」の一言で人生が変わった
 ・自分をさがしに留学してきます
 ・「ありがとうございました」と子どもにいわれて
 ・少年団とキャンプ、夏の学校が救いだったぼくの中学時代
 ・自分の考えていることを人に話すなんて
 ・ありがたさを感じたピークは中三の受験の時だった
 ・「わたし、学校に行ってないの」
 ・いじめられて心にしまいこんでしまった自分を思いきり出せた
 ・家で暴れていたときは自信がもてなかったのかな
 ・校則に疑問を感じて
 ・いろいろな人がいることがわかった
 ・荒れている学校で勉強ができない
 ・居場所ができたことががんばれる力になっています
 ・閉じこもって家から出ようとしなかった子が
 ・息子は死ぬことばかり考えていたようで
 ・娘の「行ってみたい!」にかけてみます
 ・あのことがなかったら、私の人生どうなっていただろう
 ・私には夏の学校がありました
 ・部活でつまずいただけなのに
 ・はじめて見た指導員がまぶしかった
 ・忘れられない学校
 ・夏の学校の十年がぼくにくれた贈り物
 ・「いい子」のレッテル、一人っ子のぼくの少年期
 ・教師としての私の原点
 ・事務所からみる子どもたちのその後

 

III 森の生きものと人間
  第10回中学生夏の学校学習プログラム

 ・森の生きもの-学習テーマ
 ・「動物」「水生生物」「昆虫」「土壌生物」
  ─ 導入ガイダンス
 ・森のいのち-動物班の学習
 ・川のいのち-水生生物班の学習
 ・虫のいのち-昆虫班の学習
 ・土のいのち-土壌生物班の学習
 ・スタッフのまとめ
 ・学習の感想
 ・はじめて学校に参加した感想
 ・中学三年生の感想
 ・自然といのちについての感想

IV 子どもたちに生きる力を
 ・おわりに-子どもの可能性を信じて
 ・中学生夏の学校実施要綱