少年少女キャンプ村

準備活動の流れ

 このキャンプの最大の特徴は、内容を子どもたち自身の手で作り上げるところです。内容作りの過程を通して、仲間と一つのものを作り上げることの楽しさや大切さを学びます。


 このため、キャンプの前と後に何度か、交流や話し合いの会を開きます。話し合いもキャンプ村の大事な一部です。参加者(子ども・指導員)が交流を深めることで、当日をより楽しくすることができます。できる限り参加をお願いします。

 

 ここではある地域の典型的な活動の流れを紹介します。地域によって、またその年によって集まりの日程や回数など取り組み方が異なりますので、参加者の方には地域の責任者が詳しくお知らせします。


6月中旬~下旬 村開き

地域の最初の集まりです。村のリーダー「村長」「副村長」を選挙で決めたり、村の名前、開村式で決める全体のリーダー「自治委員」の村の候補などを決めます。

6月下旬~7月上旬 村会議

「班」をつくり、キャンプの内容決めに入ります。村プログラムでやりたいこと、当日のメニューに入れたいものを出し合います。

7月上旬~中旬 開村式

東京中から参加者が集まるオープニングセレモニーです。各「村」のお披露目をしたり、全体のリーダー「自治委員」や全体のテーマソングを選挙で決めたりします。

7月下旬 村会議

引き続き村プログラムやメニューの内容決めをします。係活動や村の旗作り、当日の持ち物分担などもします。また、キャンプの目標をどうがんばるか検討します。

7月下旬~8月上旬 練習キャンプなど

地域によっては、近所の公園やキャンプ場などで、練習キャンプやデイキャンプ、キャンプワーク実習などをします。

8月上旬 キャンプ本番

8月下旬 まとめの村会議

キャンプ当日を振り返り、目標についてどうがんばってきたかなどを出し合います。閉村式に向けての準備も行ないます。

9月上旬 閉村式

再び東京中から参加者が集うエンディングセレモニーです。目標に対する取り組みのまとめを行なったり、来年に向けての各村の決意表明アピール、全体交流などを行ない、今年のキャンプ村を締めくくります。

“村会議”の内容は…

 「会議」という名前がついていますが(地域によっては「村会」と呼ぶこともあります)、多くの時間は広場での集団遊びや指導員のギターに合わせてオリジナルの歌を歌うなど、交流・レクリエーションに費やされます。

 
 また、話し合いの内容は、当日のプログラムやメニューなど、自分たちの生活を楽しく豊かに過ごすためのものであり、ワクワクするような楽しいことです。話し合いの得意・不得意はありますし、学年によっても変わってきますが、指導員が各班の中でいっしょに話し合いに加わり、一人一人の子に合わせてきめ細かく援助して、少しでも楽しくて充実した話し合いになるよう努力しています。

 

★村会議プログラム例

13:00 集合・集団ゲーム (広場)

13:30 話し合い (公民館室内)

14:30 歌 (室内)

15:00 集団ゲーム (広場)

16:30 解散