少年少女キャンプ村

楽しい歌と集団あそび

 歌は、学校で歌うようなものもいくつかありますが、ほとんどは過去に指導員たちが作ってきたオリジナルの曲です。それを、指導員のギターにあわせ、タンバリンを叩きながらみんなで声を合わせて歌います。

 

 当日は、現地との往復約10時間はバスの中で過ごすことになります。その中で中心となるプログラムは、みんなで歌うこと。バス内ゲームなどとともに楽しい時間を過ごします。また、当日最大のイベントは、3日目の夜の「大キャンプファイヤー」です。各村が出し物を発表した後は、約400人の子ども・指導員全員で火を囲んで、1時間近く歌います。

 

 父母の方からは、「キャンプから帰ってきたら数日間歌ってばかりだった」「自分用のタンバリンがほしいとねだられた」「指導員さんにあこがれてギターを練習し始めた」といった声を毎年聞きます。

 キャンプ村で行なうあそびは、「おにごっこ」「だるまさんが転んだ」「どろけい」などの、体を動かす集団あそびです。普段、外で大人数で遊ぶことの少ない今の子どもたちにとっては、様々な年齢の子がいっしょになって大勢で一つのあそびをするのは新鮮で、とても楽しい経験になっているようです。

 

 事前の村会議では歌とともにあそびの時間をたくさんとります。初めは指導員も子どももお互いに知らない同士ですから、仲良くならなければ話し合いや準備活動は実りあるものにはできません。また、初参加の子ははじめは緊張していますから、集団ゲームで楽しむことによって交流を深め、互いに認めあえる関係を作る第一歩とします。