集合ゲーム

 一番スタンダードなのは、リーダーが数を叫び、その人数を早く集めたグループが勝ちというものです。ちょっとひねりを加えて、太鼓やタンバリンをたたいた数だけ集まるというやり方もあります。「バレーボール」と言ったら6人とか、「サッカー」といったら11人というやり方もあります。

 

 このゲームは、ゲーム自体の面白さよりも、「知らない人と友だちになれる」とか、「チーム分けをする」といった、ゲーム大会の導入部分に使うと効果的です。

 

 そういうときは、「女の子を2人含む5人」とか、「○○に住んでいる人を必ず入れること」といった具合にやることもできます。


 もっとバリエーションを加えた形もあります。


  1. あらかじめ、いくつかのグループを作るかを考えておいて、作りたいグループの数だけ動物などの名前をピックアップしておきます。できるだけ格好やしぐさがおかしいものがいいでしょう。

  2. 集合ゲームでグループに分かれたら、その中で番号をつけてもらいます。

  3. 番号ごとに「なってもらう動物」を発表する。例えば、「1番の人はサル」「2番の人はイノシシ」「3番はナマケモノ」…というようにやります。

  4. そして、「ヨーイドン!」で、同じ仲間を求めて集合します。ただし、その際、「ナマケモノ集まれー!」なんていうのは絶対にだめです。ナマケモノはナマケモノらしく、だらだらとしています。その様子から仲間を見つけ出すのです。もちろん、イノシシは猪突猛進しているやつ同士が集まればいいわけです。そして、一番早く集まったチームの勝ちになります。

  5. 最後に、勝った順にそのチームをアピールする「アピール合戦」をやるのを忘れてはいけません。おサルさんチームは、みんなでサルの物まねをして、雄たけびをあげましょう。

  6. この他に、動物だけでなく、いろんなものを考えてみましょう。

 

 このゲームは、知っている人同士でも、照れがあっておかしいです。知らない人同士の集団でやれば、肩の力は抜けるし、その後のチーム対抗ゲームでも同類愛のパワーがぶつかり合うことになるという一石四鳥くらいのゲームです。