2. 何をやるかがいつもみんなにわかっている

 第二土曜日と第四日曜日の月二回の活動日に何をやるかを知らせているのが、リーダーたちが発行している「子ども会新聞」です。


 新聞には、「リーダー会の時に決まったこと」。「行事の内容や目標と、集合時間、持ち物」「第二土曜日のあそびの内容」など、メンバーに伝えたいことが簡潔に書かれています。「リーダー会の最後の五分か十分ぐらいで書いて、そのままコンビニに持って行ってコピーをしてくる」そうですが、「発行し続ける」「必要なことをきちんと知らせる」ためには、それでも十分でしょう。「親しみをもって見てもらえるように「誕生日の子紹介」の記事が毎月さりげなく添えられていたりもします。新聞は、リーダーの子と指導員が手分けをして約20人いるメンバーの子全員に届けます。

 

 「次に集まる時は、何をするかみんながよくわかっている」ことは、やはり子どもたちが安心して活動に参加する上でたいせつなことです。そうすれば、自然に誘い合いが生まれてきます。


 あそびを中心とする第二土曜日の活動には、メンバーがクラスで誘ってきた友だちが必ず来るようになってきました。友だちを誘うには、相手にどんなことをやるのかちゃんと伝えられなければなりません。メンバーの子に「お誘い用」として2~3枚ずつ余分新聞を渡しているのも子どもたちの誘いかけを励ますものにもなっています。