まず最初に、なぜ子ども会・少年団の記録を残す必要があるのだろうかということについて、考えていきたいと思います。最初に実践討論会のことやその後の子ども会・少年団に大きく役立つと書きましたが、具体的にはどんな意味があるのでしょうか。
なぜ子ども会・少年団の記録を書くのか
どういった形で残すのか
次にどんな形で記録を書くのか、ということです。文章にするからには、そこには目的があります。その目的にそった形で文章を作っていかなければなりません。さて子ども会・少年団の記録ということで、どんな形で書けるかというと、まず実践記録という形があります。実践レポートという人もいますがほとんど同じものです。実践討論会などの学習会を行なうために書きます。
それから、ある期間中の子ども会・少年団の活動を簡潔にまとめた活動報告という形があります。指導員サークル等の集まりでの報告などに使うものです。地域センターなんかのニュースに各子ども会・少年団の様子が少しずつ書いてあるコーナー、ああいったものを思い浮かべればいいと思います。
子ども会・少年団でニュースや通信を出しているところもあると思いますが、それも立派な子ども会・少年団の記録です。とくに定期的に何年も続いているニュースであれば、それはその子ども会・少年団の歴史、宝物といってもいいでしょう。
そしてもう一つ、日誌、日記という形があります。これは記録という言葉には一番ぴったりきます。要するに、何月何日何曜日・団員何人で、今日はこんなことをしました、というようなものです。公的な学校などでは先生たちは毎日書いているはずです。事務的にやろうとすれば、いくらでも事務的になってしまうものですが、子ども会・少年団でやるとするならば、ノートなどに日記のように感情をまじえて書けば、さきにあげた実践記録などを書くときの資料として重宝します。
もっといろいろな形はあると思いますが、さしあたってはこんな形があるでしょう。