6. 子どもたちと寄り添い、一人一人の頭で考えて

 子ども会・少年団活動は、こうでなければならないという決まりやモデルがあるわけではありません。地域の状況も違います。集まっている子どもたちの年令差、男女比などもばらばらです。


 低学年ばかりの子ども会・少年団では、これまでの例のようなリーダー会の展開を望むのは無理でしょう。そういう子ども会・少年団では、内容づくりは主に指導員が行いながら、比較的年長の子たちに、連絡係や当日の活躍の場をつくってあげることがポイントになるでしょう。


 子どもたちの中にまだ子ども会・少年団活動のイメージが育っていない団では、とりあえず半年ぐらいのサイクルで団会や団行事の実行委員を選んで、子どもたちの話し合いで団が運営できるベースを作って行きましょう。


 子どもたちは日々成長して行きます。いつも子どもたちに寄り添いながら、子どもたちの変化を自分の目で見、耳で聞き、体で感じて、次にどんなことを子どもたちに誘いかけたらいいのか、指導員一人一人が自分の頭で考えて指導員会議で意見の交流をしましょう。その絶え間ない努力が子ども会・少年団活動を豊かなものにし、同時に指導員の豊かな人間性を育てて行くのです。■