お手玉

【その1】一人で

  1. 1つずつ両手に持って歌に合わせて投げ上げます。

  2. 片方の手に2つ持って、片手で交互に投げ上げます。

  3. 3つの玉を使い、両手に1つずつ持って、空中に1つの玉があるように次々と持ち替えて投げ上げます。

  4. 片手で3つ、両手で4つの玉を操れるようになったら名人級です。

 

【その2】みんなで

  1. お手玉を両手に持ちきれるだけ用意します。

  2. 歌に合わせて1つの玉を投げ上げている間に手で下に置いてある玉を拾います。

  3. まず「♪おさらい」のかけ声で、片手で1つの玉を空に上げている間に全部のお手玉をすくいあげ、山にして落としてから、落ちてくる最初に投げた玉を片手で受け取ります。この動作を区切りとして技の間に入れます。

 

♪おさらい
♪おひとつ…玉が空にある間にお手玉を1つずつすくいあげ移動させる。
♪おさらい
♪おふたつ…玉が空にある間にお手玉を2つずつ移動させる。奇数だったら♪お残り、と最後の1つを移動させる。
♪おさらい
♪おみっつ…同様にして続ける。

♪いろれつらんぱん 破裂して
日露戦争 はじまった
さっさと逃げるは ロシアの兵
死んでもつくすは 日本の兵
「クロバトキン」(ロシアの大将) の首を取り
東郷大将 バンバンザイ
11、市川国分台
12は日光東照宮
13、三十三間堂
14は四国の金毘羅さん
15はごうごう汽車の音
16、ロシアの大戦争
17、七氏の
18、浜辺の白うさぎ
19は楠正成よ
20はとうとう死んじゃった

 今のお父さん、お母さんはこんな数え歌でお手玉遊びをやまりつきをしていました。子どもたちの歌が今の流行歌と同じようにその時代を反映しています。
 江戸時代から歌われた元歌はもうありません。そしてこういう遊びがなくなってしまった今、こういう歌もなくなってしまうのでしょうか。

♪となりのおばちゃんちょいときておくれ
  おばさんじゃないからいかれない
♪おかまかぶってちょいときておくれ
  おかまなんてないからいかれない
♪おふとんかぶってちょいときておくれ
  ベッドしかないからいかれない

 これはふと耳にした子どもたちのはないちもんめです。思わずふきだしながらも、昔から受け継がれた遊び歌は、こうして子どもたちの手で替え歌ができ、それが次の時代に受け継がれていったものです。