当世子育ち事情

~自立への道を手探りする子どもたちと子ども会・少年団~

0. はじめに


1. 90年代の子どもたちに生じた育ちの変化


2. 戦後における子どもたちの育ちの変化とその背景

~ 特に「社会化」の観点から ~

 二つのキーワード「社会化」と「社会性」

 高度経済成長期以前の日本

 高度経済成長と産業化がもたらしたもの

 「現代っ子」の登場

 「三無主義・五無主義」な子どもたちの登場

 利便さの追求と個人主義の台頭


3. 現代の子どもたちにとっての「社会化」

~「社会化」が難儀な事情 ~


4. これからの子育ち支援を支えるコンセプト

~「社会化」を促すために ~


5. 自前の「社会化」の時代だからこそ

~ 子ども会・少年団に期待すること ~

 今でも十分な意義や可能性

 さらなる発展を願って ― 欲張りな期待…?

 東京少年少女センターが2000年3月に発行した「地域をつなぐ25本の手編みのマフラー」の中から、福島県立医科大学の立柳聡先生の記事を掲載します。日本における子育ちの変遷と、子ども会・少年団活動の社会的な意義がわかりやすく解説されています。