この節で明らかにしたように現代の子どもたちの危機は、すなわち親たちの生活の危機であり、かろうじて住民によって支えられてきた地域の教育力完全崩壊の危機でもあるのです。ともに危機の中にある子ども・父母・住民が手を取り合って、その危機の内容と原因を探り、ともに解決への道を自覚的に歩みだすことがいまなにより求められていることでしょう。
そして、学校は、主権者たる国民を育てると言う憲法・教育基本法の精神を忘れることなく、問題解決のための住民活動・地域子ども集団(組織)作りの活動をどのようにサポートできるのかを真剣に考える必要があります。そういう点で「特別活動」による「儀式」「行事」「生徒会」などの活動を地域との連携で充実させることがひとつの切り口になると思います。