1.まず親が仲間に
少年団をつくりたいと思ったら、まず、親が仲間になりましょう。
「一人ぼっちで友だちがいない」「家の中でばかりあそんでいる」「中学校の非行のことが心配」…子育てに悩みをもっている人はまわりにたくさん。5~6人の仲間ができたら、「こんな子どもに育てたい」「あんなことを経験させたい」、子どもたちをどのように育てるのか語り合いましょう。少年少女センターは、学習会の講師を派遣、紹介します。
2.子どもを友だちに
親子で行事を企画しましょう。遊び会、山のぼり、ソフトボール、…子どもたちの気持ちにあった行事を考えましょう。
3.少年団活動を体験
企画の中に、近くの少年団活動への参加や、青空学校、少年少女キャンプ村への参加を考えましょう。
「私の町にも少年団をつくりたい」
こういう気持ちが先輩の少年団の子どもたちの励ましで生まれてきます。
4.準備会をつくる
子どもたちに「少年団をつくりたい」という気持ちが強くなったら、まず準備会をつくりましょう。
子どもたちが定期的に集まる場所を決めましょう。連絡網もつくりましょう。子どもたちが、自分たちで話し合い、やることを決め、仲間をさそう、準備会づくりは、少年団活動の出発点です。
5.準備会で話し合う
少年団の名前を考えましょう。
「どんな少年団にしたいか」(目標)を決めましょう。
約束(目標を達成するためにみんなで守ること)を決めましょう。
団長、副団長、会計などの役員や、新聞係などの係を決めましょう。
団費を決めましょう。おこづかいで出せる範囲で、何に使うかを話し合いましょう。
団員の資格を話し合いましょう。
団会や役員会の日、活動計画を話し合いましょう。
旗やネッカチーフなど、団のしるしを考えましょう。
結団式の日どりと内容を決めましょう。
6.父母会をつくる
子どもたちの活動を見守り、援助するのが父母会です。
子育ての事を話し合ったり、交流をしたり、仲間の輪をひろげることが、子どもたちの活動が豊かになる保障です。
キャンプやハイキングなど、子どもたちの活動への「お金」の援助や「労力」の援助も必要です。「子どもたちのために」「自分たちのために」みんなで力を合わせましょう。
7.指導員を探す
子どもたちは、いっしょに考え、いっしょに遊んでくれる大人を求めています。
あなたの近所や、身のまわりに、子ども好きの青年はいませんか?子どもたちの立場で考えられる人ならば、だれでも指導員です。
8.さあ、結団式
学校の先生、近所の人たち、多くの人を招待して、少年団の結団を発表。
子どもたちの気持ちもひきしまります。
さあ! 今日から一人前の少年団。仲間を増やし、充実した日を過ごしましょう。■