「どうしたら、うちの少年団をよい少年団にすることができるんだろう」
     「がんばっていい指導員になりたい」
    
    そんな願いを持っている指導員の君たち。
    
     「子ども会・少年団の指導員って、なにを勉強したらいいんだろう?」と悩んでいる人も少なくないでしょう。
    
     子ども会・少年団の指導員の勉強のしかたにもいろいろありますが、その中に実践討論というのがあるのを知っていますか?
    
     サークルなどで指導員が集まり、お互いの子ども会・少年団のことなどを発表しあい、その活動や指導について、
    
     「もっとこうやったら?」
     「それで、子どもたちはどうだったんだろう?」
    
     などの意見を出し合う。一番よくある指導員の勉強会のパターンです。
    
     これをもう一歩進めてみましょう。
    
     まず、話し合う内容を一つの子ども会・少年団、それも一つの行事、あるいは団会にしぼってみましょう。かなり細かいところまで話し合うことができると思います。さらに、その子ども会・少年団のことやその行事がどのように行われたのかという記録があれば、話もどんどん進み、その勉強会も実りの多いものになるでしょう。この勉強会の形を実践討論会と言い、そこで使われる資料―記録を実践記録と言います。
    
     実践記録にとどまらず、子ども会・少年団の記録を残すということは、その後の子ども会・少年団や子ども会・少年団の子どもたち、そして君たち指導員の成長に大きく役立つ、意味のあることです。記録を残す―文章を書く、ということに抵抗があったり、そんな難しいことなんてと思ってる人もいるでしょうが、なぁに大丈夫。この記事では、そうした実践記録をはじめとする子ども会・少年団の記録の残し方について、ふれていきたいと思います。